有馬記念といえばギネスブックにも認定された世界で一番の売上高を誇るレースとしても有名です。1年を締めくくるレースとして、普段は競馬をやらない人も有馬記念だけは買うという方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
さて、そのギネスに認定された有馬記念の売上高とは1996年のこと、今から19年も前になりますが、875億円もの売上をだしました。参考までに昨年の有馬記念の売上を見てみると388億円となっています。
競馬は右肩下がりの斜陽産業と言われ実際のところ売上は全盛期の半分以下となっていますが、それでも馬が2,500mを走る3分弱の間に388億円もの大金が動く、巨大産業であるということを改めて実感いたします。
また、売上の低迷も一時期よりは回復し、最近ではウマジョと呼ばれる女性の競馬ファンの獲得にも成功してきているようです。有馬記念の売上も上昇傾向が見られ、今年は久々の400億円超えがひょっとしたら見られるかも??
でも、競馬ファンにとっては大きな目でみれば競馬の売り上げは重要ではありますが、結局のところどの馬がどれだけ走ってくれるか、予想が的中するのかどうか。そちらのほうが大事ですよね。
有馬記念を引退レースとして選ぶ競走馬は毎年のように現れます。一年の締めくくり、節目のタイミング、多くの競馬ファンに会えるチャンスということもあり、引退式をするに相応しいレースと言えるでしょう。今年の有馬記念を引退レースとして表明している馬にはゴールドシップがいます。
非常にアクの強い馬だけに、走りだけでなくその佇まいにも注目が集まります。そんなゴールドシップの最後を見届けようと、そのために足を運ぶファンも多くいることでしょうから、売上もやはり、楽しみなものとなりそうですね!