ペルーサ「パンドラ回避でワイの出番やでwwww」トーセンレーヴ「すまん」

ショウナンパンドラが体調不良で有馬記念への出走を見送りました。ジャパンカップ勝利という大役を果たしたあと、まだまだ4歳で現役も続きますのでぜひとも大事に使ってあげてほしいところです。有馬記念の枠は16枠、特別登録は20頭ありましたので、1頭回避したところでフルゲートにはまだまだ余裕があります。出走馬決定順で17位だったペルーサ陣営にしてみれば出番が回ってきてラッキーといったところでしょう。

ところが実はまだペルーサの元へ出番が回ってきていなかったのです。ペルーサの一つ下で待っていたトーセンレーヴが先週のディセンバーステークスへ出走し見事に優勝。賞金の上積み成功によりペルーサの出走馬決定順は18位になっていたのでした。とはいえ、トーセンレーヴ陣営にしてみれば2頭キャンセル待ちするよりも他のレースで使ってしまおう、という目論見もあったのかもしれませんが、見事に優勝し順番待ちが一つに繰り上がり、しかもショウナンパンドラ回避によりお鉢が回ってきてしまったというできすぎた展開。せっかく巡ってきたチャンスなのでいただこう、という流れでしょうが、近年は連闘も珍しいことなので回避するだろうと思っていただけに、非常に驚いております。

トーセンレーヴはビワハイジ産駒で半姉にブエナビスタもいる超期待の血統ではありますが、勝ち切れないレースが多く、血統が全てではないということを体現してきていたような競走馬だったのですが、7歳という競走馬にしては高齢にしていよいよ本格化の兆しが見えてきました。重賞ではなくOPではありますが、2012年6月から3年間勝利がなかったトーセンレーヴが、11月からなんと2連勝を果たしているのです。

年齢を考えるとそれほどたくさんのチャンスが巡ってくるとは思えません。もしかしたらこの連闘が最後となるかもしれませんが、もぎとったチャンスをものにするだけの下地は出来上がっています。有馬記念にドラマがあるとすれば、ゴールドシップが一番王道ではありますが、トーセンレーヴ優勝というシナリオも非常に面白いものになるのではないでしょうか?

懸念点はトーセンレーヴ復活劇を演出した立役者の鞍上ボウマン騎手はすでにオーシャンブルーで決定しており、トーセンレーヴはまだ騎手が決まっていないという点。この2レースでのパフォーマンスを引き出したのはボウマンの力であるとするならば、有馬記念でのトーセンレーヴの奇跡を望むのは少々浅はかに思えますが、間違いなくツキを持っている、という点からもぜひ注目したい1頭です。

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