有馬記念が世界で一番馬券の売上の多いレースとしてギネスブックに載っているということは知る人ぞ知るでもなく、それなりに有名な事実だとは思いますが、果たしてその売上ってどのていどなのでしょうか?というところまでご存じの方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
恥ずかしながら(?)私は興味を持って調べるまでその金額までは存じ上げませんでしたが、この結果があまりにも凄すぎました。それでは過去5年間の有馬記念の売上高と、その年の優勝馬を並べて見てみたいと思います。
開催回 | 開催年 | 売上高 | 前年比 | 優勝馬 |
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第55回 | 2010年 | 38,854,993,200円 | -3.93% | ヴィクトワールピサ |
第56回 | 2011年 | 39,305,960,500円 | +1.16% | オルフェーヴル |
第57回 | 2012年 | 34,105,257,800円 | -13.23% | ゴールドシップ |
第58回 | 2013年 | 36,071,477,100円 | +5.77% | オルフェーヴル |
第59回 | 2014年 | 39,797,058,700円 | +10.33% | ジェンティルドンナ |
増減を繰り返していますが、近年で見ると昨年2014年の売上は相当上がっていますね!ちょっと桁が多くてわかりづらいので桁を書くと2014年は397億9705万8700円の売上でした。競馬が斜陽産業だなんて誰が言ったと言わんばかりに、全然まだまだやって行けています。
では、有馬記念史上、歴代NO1の売上は何年のものなのでしょうか?と見てみますと
開催回 | 開催年 | 売上高 | 優勝馬 |
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第41回 | 1996年 | 87,510,402,400円 | サクラローレル |
なんと875億円でした。。。かろうじて桁は一緒ですが、あえて言わせてもらうと桁が違いますね。昨年の売上と比べると+119.89%、2.2倍弱といったところです。今でも1レース2.5分間に400億円が動くと思えば超巨大産業に見えますが、当時と比べると規模が半減しているかと思えばやはり斜陽産業と思われても仕方のないことかもしれません。
それでも決して競馬の魅力が落ちたわけではなく、むしろ競走馬のレベルの向上を思えば、どんどん魅力は増していくものだとは思いますが、娯楽の幅が広がったことなど、致し方ないことなのかもしれません。
それでも、昨年の凱旋門賞に日本馬3頭立てなどになるとサッカーのワールドカップよろしく、普段は見向きもしない層も競馬に興味を持ってくれたりします。今で言うラグビーファンなど、ライトなファンをきちんとつかむチャンスを逃さないようにすれば、まだまだ競馬も捨てたもんじゃないと思います。今年の見どころは何と言ってもゴールドシップの引退。とはいえ、競馬を知らない人はディープインパクト、オルフェーヴルくらいなら知っていてもゴールドシップの引退等と言っても通じないのかもしれませんね・・・。
景気的など物価的な背景もあるかもしれませんが、やはり20年前とくらべてしまえば規模は縮小しているのでしょう。右肩下がりからは脱しているようですので、どうかこのまま頑張って持ち直してもらいたい、そして願わくば馬券で勝てるようになりたい!そう心より願っております。