有馬記念はキャンペーンが豊富なため、サインも多数あり、考察も大変むずかしいですね。当サイトでも「ウォーリーを探せ」と「プレゼンター有村架純」からサインを既に読んでいますが、国民的人気アニメ「ルパン三世」を起用したあの特徴的なCMを無視するわけにはいきません。というわけで、今回はJRA×ルパン三世の有馬記念スペシャルコラボCMからサイン読みの考察をしてまいります。
まず大前提として知っておきたいのが、ルパン三世の新シリーズが今年の10月からスタートし、我々の知っているルパンとの差異などは新シリーズを踏襲している部分であり、今回のCM用に特別なアレンジを施している=サインというわけではないということを念頭においておかないと、サインだらけすぎて困ったことになってしまいます。
例えばルパンの着用するジャケット。私は赤いジャケットの印象が強いですが、新シリーズからは青いジャケットでの登場となっています。そんなことを踏まえて、順番に見てまいりましょう。
冒頭に乗り込む車
冒頭、ルパンが小屋から逃げ出すように乗り込んだ車に非常に目立つサインがあるのがお分かりでしょうか?ナンバープレートの「品川4 ん 01-13」と書いてあります。1-13、連対で買いたくなってしまいますけど、こちらは要注意です!
この冒頭部はアニメOPの引用であり、10月の放送開始時点ではすでに存在していたものです。枠順決定前の枠番サインというだけで若干早計ではありますが、それが10月まで遡るとなると、さすがに無関係と言わざるを得ません。
そう考えると、気になるのはその直後、車の後部から映し出すシーンです。こちらはアニメのOPには存在しない描きおろし部分でしょう。画面右側には中山競馬場まで3kmの看板。そして気になるのが画面左側の看板。文字がかすれていて若干読みづらいのですが「Su…y」と読めます。これは、Sundayと書いてあるのではないでしょうか?サンデーレーシング、サンデーサラブレッドクラブがアツい!と思いきや有馬記念への出走がありません。その他にサンデー由来となると枠が広がりすぎますがサンデーサイレンス系でしょうか。印象的なシーンですので、もう少し考察の余地があるかもしれません。
ちなみに車種はプリムス・ロードランナーで、ルパン史上初?のアメ車らしいですが、アニメのOPでは五エ門により真っ二つにされると中からはフィアットが出てくる、という演出がされています。裏表、二面性の象徴とも取れますが、JRAのCMには採用されていない要素なので、意識にとどめておく程度にしておきます。
登場人物
登場人物は全員で4名、ルパン三世、次元大介、峰不二子、石川五エ門といつものメンバーで、銭形警部が出てきません。そして、登場はするものの峰不二子、石川五エ門には声が割り振られていないため若干影が薄いですね。予算の都合でしょうか、スケジュールの都合でしょうか。ルパン三世のアニメシリーズが絶賛放映中の今、メインメンバーの声優さんのスケジュールがつかめないというのもないと思いますし、有馬記念にかける膨大な予算を考えると予算不足というのも考えにくいです。4人の中から、ルパン、次元の二名を選ぶというところにサインを感じました。
ルパン三世とは
ルパン三世はフランスの小説の登場人物であるアルセーヌ・ルパンの孫という設定のキャラクターですが、主要な舞台は日本で登場人物も日本人ばかり。出自などは謎の部分が多いけれど、峰不二子の出身地は北海道の浜中町ということで、原作者モンキー・パンチの出身地と同一です。
フランスといえば現在のJRAで思い浮かぶのはクリストフ・ルメール。有馬記念ではリアファルに騎乗予定です。そしてモンキー・パンチの出身地北海道浜中町はそのまま浜中俊でワンアンドオンリーか。
バージョン違い
様々なサインが現れますが、これぞ!という決定的なものはありませんでした。そして気がついたのが、私が見ていたCMは「JRA×『ルパン三世』有馬記念スペシャルコラボCM」の「ルパン編」でした。ルパンCMのルパン編というのはなんのことかわからずにスルーしていたのですが、「次元編」「銭形編」の3バージョンが現在公開されています。
ルパン編だけでも大量のサインなのに、まだ他もあるのかと思うとぎょっとしましたが、30秒のCMで前半27秒間ほどが共通部分、最後の一言を誰がしゃべるかだけの違いでした。
このそれぞれの一言を最後に記載しておきます。
- ルパン三世「有馬記念のお宝は俺がいただくぜ」
- 次元大介「まずは情報集めと行くか」
- 銭形警部「ルパンが行くなら俺も行かねば」
まだ別バージョンが公開される可能性もありますので、もうしばらく注目しておきたいです。
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