天皇賞(秋)、ジャパンカップと続けて騎乗した内田博幸騎手が、今回はゴールドシップ引退でのコンビ復活ということで、ワンアンドオンリーの鞍上が宙ぶらりんだったなか、テン乗りの浜中騎手に決定した模様です。
浜中騎手は現在25歳、誕生日が12月25日のクリスマスなのでレース当日には26歳になっていますね。まだまだ若手のため有馬記念での勝ち鞍はいまだなし。とはいえ、これまでにG1を7つ勝利しており、若手の中での成績は筆頭株です。中でも特筆すべきは今年の戦績で、オークス、秋華賞、天皇賞(秋)と3つのG1を勝っている点です。
これはミルコ・デムーロと並んで今年トップタイの記録になっています。もう1つ勝つことができれば今年1位になることはほぼ確実でしょう。朝日杯FSでは浜中がハレルヤボーイ、デムーロがリオンディーズ騎乗予定です。
そんな絶好調の浜中俊ですが、勝利のうちの一つ、天皇賞(秋)では川田が騎乗停止になったことによる緊急乗り替わりでの代打優勝でした。今回も(たぶん)内田騎手の都合での乗り替わり代打ということで、一発ありえるのではないでしょうか?
問題点は一つ、浜中の今年のG1優勝はミッキークイーンでの2つと、乗り替わりのラブリーデイによるものと、振り返ってみれば馬が強すぎるため、浜中の手柄と言ってよいものかどうか。ラッキーだった、とも言える勝利となっています。
そこへもって、絶不調が1年以上継続中のワンアンドオンリーでは、絶好調男の奇跡を望むのも若干虫がよすぎるかとも思います。